「古くて珍しいものがほしい」への解答
「古くて珍しいものがほしい」
出所:ドラえもん1巻[1974]「古道具競争」便利なものがなんでも揃ってしまうと、古くさいものがすごおく懐かしく感じられるらしい。
大人になって家庭を持つようになってふと思ったけど、スネオって半端ない金持ちだ。
幼少の頃からの友達を振り返ってみても、スネオ級のお金持ちの友達は一人もいなかったな。
鼻にツク自慢をされると、同じようなものを手に入れて自慢し返したくなってしまうのが、人のサガ。
ドラえもんの解答「珍品堂さん」
ドラえもんの解答は、22世紀の古物商に問い合わせて、いまあるものを古いものに交換してもらうこと。
ドラえもん1巻の発売当時(1974年)は、トランジスタラジオが主流だった。トランジスタラジオの現物は見たことがない気がする。
今と昔とで、生活を彩る物たちは、かなりの進化を遂げている。
しかし、人の欲望、たとえば古いものに稀少価値を感じるところが変わらないというのはとても面白い。
いつの時代を切り取ってみても、過去がある。
その過ぎ去りし時間に戻ることはできないという人間の限界が、古いものに価値を与えているのだろう。
人類の解答「古物商」
商売として、古物商がある。古くて珍しいものが欲しい方は、古物商に行けば、お気に入りの何かが見つかるかも。